バックスフィズ -カクテルレシピのノウハウ-  BLOG

2017.01.15

バックスフィズ -カクテルレシピのノウハウ-

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皆さん、こんにちは。

4MIX COCKTAILです。

 

 

今回は、「バックスフィズ」のカクテルレシピをご紹介します。

 

バックスフィズとはオレンジジュースをシャンパンで割るロングドリンクのカクテルです。

 

主なレシピはミモザというカクテルに使う材料と同じですが、

バックスフィズの場合はシャンパングラスではなく、

タンブラーグラスを使い、氷を入れて仕上げる作り方です。

 

味わいはさっぱりとして飲みやすいカクテルとなります。

またバックスフィズのアルコール度数は約6~8度とやや弱めです。

 

 

 

シャンパンベースのバックスフィズ(BUCKS FIZZ)

 

このカクテルはワインベースの中に分類されます。

シャンパンかスパークリングワインを使ったカクテルとなります。

 

バックスフィズはご存知の方もいるかと思いますが

シャンパンカクテルとして有名な「ミモザ」の別名として紹介されます。

 

ただバックスフィズとミモザは使う材料が同じでも

レシピの内容や分量の割合は少し異なりますので

別物のカクテルとして考えてもいいかもしれません。

また使うグラスも異なるため、シャンパンの量にも違いがあります。

 

別名のあるカクテルとしてバックスフィズとミモザは

同じシャンパンカクテルで「フレンチ75」というカクテルに似ています。

このカクテルも「ダイヤモンドフィズ」という別名がありますので

そういった意味では似たような関係のカクテルと言えます。

 

 

 

 

 バックスフィズのカクテル名の由来とは?

 

バックスフィズは1921年に創作されたカクテルです。

生まれたのはイギリスのロンドンが発祥となります。

 

「バックス・クラブ」という社交クラブの店名から名付けられ

メニュー化して売ったのがバックスフィズのカクテル名の由来です。

 

ちなみにバックスフィズの「フィズ」とは、

ベースとなるお酒にレモンなどの酸味とシロップなどの甘味を、

シェイクしてソーダで割ったスタイルの作り方です。

 

創作したのは、そのバックス・クラブ(The Buck’s Club)に勤めていた

バーテンダーのパット・マクギャリー氏によって作られたカクテルです。

 

当時の創作意図ととして

早い時間帯からでもお酒を飲みたいお客様のために、

周囲から見てもジュースを飲んでいるかのように見せるために

考慮して作ったのが始まりと伝えられています。

 

 

 

■ バックスフィズとミモザが先に生まれたのは? ■

 

バックスフィズはミモザのもう1つの別名でもある

「シャンパン・ア・ロランジュ」をアレンジして作られたと伝えられています。

 

ではここで、ミモザとバックスフィズとでは、

どちらが先に誕生したカクテルと言えるのでしょうか?

 

伝えられている説から言えば、

1921年にイギリスでバックスフィズが生まれ、

1925年にフランスでミモザが生まれている点から(異説もあり)

バックスフィズの方が先に誕生していたと言えます。

 

ただ、初めからミモザという名でイギリスに渡り

ミモザのアレンジとしてバックスフィズが誕生した説もあることから

はっきりとしたことは不明で明確ではありません。

 

どちらにしてもイギリスでは「バックスフィズ」と呼ばれ、

フランスでは「ミモザ」の名称で呼ばれ親しまれているのは確かです。

 

 

 

 バックスフィズの作り方について

バックスフィズのレシピはオレンジジュースをシャンパンで割る作り方です。

 

レシピによってはカクテル名に「フィズ」と付きますので

グレナデンシロップやレモンを加えて作るレシピもあります。

 

バックスフィズの分量の割合は同じ量で割ったりしますが、

基本はグラスに対してシャンパンとオレンジジュースが2:1の比率です。

 

 

【用意するもの】

  • シャンパン(スパークリングワインでも可)
  • オレンジジュース
  • オレンジスライス(無くても可)
  • タンブラーグラス
  • バースプーン (無くても可)

 

 

【作り方のレシピ】

材料をグラスに入れて直接作ります。(ビルドという作り方)

 

  1. タンブラーグラスに氷を入れます。
  2. オレンジジュースをグラスに60ml入れます。
  3. 次にシャンパンを氷にあてないで注ぎ、満たします。
  4. バースプーンで軽く混ぜます。
  5. お好みでオレンジスライスを飾って出来上がり♪

 

※シャンパンではなくスパークリングワインでもOK

※グラスのサイズによって分量は調整してください。

※シャンパンを注ぐ際は、泡立ちに気をつけてゆっくり入れます。

 

 

 

さらに美味しく楽しむ方法!

 

1. シャンパンやオレンジジュースは予め冷やします。

2. シャンパンやスパークリングワインはブリュット(辛口)を用意!

3. フレッシュのオレンジジュースで作ると更に楽しめます。

4. アルコールの強弱はシャンパンの量を調整し、お好みで♪

 

 

 

【バックスフィズからのバリエーション】

・既存レシピにレモンジュースとグレナデンシロップを加えると「バルボタージュ」

・オレンジジュースをブルーキュラソーに変えると「シャンパンブルース」に!

・オレンジジュースをカシスリキュールに変えると「キールロワイヤル」に!

・オレンジジュースをピーチネクターに変えると「ベリーニ」に!

・シャンパンをウォッカにに変えると「スクリュードライバー」に!

 

 

 

最後に

バックスフィズはミモザと違って氷を入れる分、

時間が経過すると共に氷が溶けてアルコールが薄まってきます。

その為、ロングドリンクですが早めに飲み干した方が良さそうですが、

逆にお酒が弱い方には時間を掛けて飲んで頂くのが良いかもしれません。

 

ある程度、時間を掛けて頂くことでアルコールも薄まっていくため

味わい的には最後までしっかりと楽しむことは難しいのですが、

お酒の弱い方やお酒の席で酔うのを抑えたい場面にはおすすめです♪

 

2つのカクテルはアルコール度数が低く、対して差はありませんが

ミモザよりも氷の入ったバックスフィズを注文することで

場面によって飲み方の使い分けをするのも良いと思いますよ。

 

 

 

今回はカクテルのバックスフィズをご紹介いたしました。

それでは、また。

 

 

photo by: Thomas Tolkien

 

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BIRDY.新カクテルシェーカー

2017年1月15日 15:55 カテゴリー: カクテル

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