【カクテルの技法】 ビルドについて   BLOG

2015.07.11

【カクテルの技法】 ビルドについて 

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皆さん、こんにちは。

4MIX COCKTAILです。

 

 

カクテルを作る上でシャイカーやミキシンググラスといった道具を使い仕上げますが、

今回ご紹介するのは、その道具を必要としない「ビルド」という作り方です。

 

 

 

 

ビルドとは?  - Build –

 

 

ビルドとは、氷やお酒、ジュースなどの材料をグラスの中で直接、

混ぜ合わせてカクテルを作ることです。

 

 

特徴は、特別なカクテルの道具がなくても作れるのがビルドの技法です。

主にロングタイプのカクテルを作るときにこの技法を用います。

 

 

カクテル作りを始めるとき、初心者の方に1番最初にお薦めするのがビルドの作り方です。

基本的な作り方の1つとなりますので、習得しておきたい技法です。

 

 

 

 

ビルドで作る意味

 

ビルドは、カクテルの作り方の中で簡単な技法です。

4大技法と呼ばれる作り方の中でも、手間をかけず早く作れるカクテルが多いです。

ただ簡単に作れる技法でも使う材料によって、ビルドで作ることに意味があります。

 

 

例えば、

炭酸を扱うカクテルの場合、シェイクしたりミキシンググラスでステアすると

爽快感がポイントである炭酸が抜けてしまいます。

 

 

またビルドでつくるカクテルには、

材料を冷やさないで仕上げるカクテル、氷を入れないで作るカクテルがあり、

これらは、ビルドでなければいけない適した作り方として意味があるわけです。

 

 

 

 

ビルドの技法に適したカクテル

 

このビルドで作れる代表的なカクテルをご紹介します。

 

・ジントニック

・スクリュードライバー

・ソルティードッグ

・スプモーニ

・モスコミュール

・ホワイトルシアン

・ミモザ

・キール

・レインボー    など

 

 

 

 

ビルドに使う道具

 

 

【メジャーカップ】

 

cup

 

カクテルを作るとき、お酒の分量を量る際に使います。

一般的には、30ml/45mlを計量できるメジャーカップが主流です。

メジャーカップが無くても計量カップがあれば代用はできます。

 

 

 

 

【バースプーン】

 

barsp

 

カクテルを作るのに必要となるのがバースプーンです。

 

バースプーンの両端はスプーンとフォークの形状になっていて、

真ん中あたりの部分は、らせん状になっているのが特徴です。

 

また、ビルドだけでなく他の技法でも使いますので持っておきたい道具ですが

バースプーンが無ければマドラーやスプーンで代用します。

 

 

 

 

【グラス】

 

glass02

 

カクテルのグラスには、たくさんの種類があります。

 

ビルドで作る時、コリンズグラスやタンブラーグラスと呼ばれる縦長のグラスを使います。

ロングスタイルのカクテルで使うときの容量は240~300ml程のグラスとなります。

 

また、オールドファッションドグラス(ロックグラス)を使うカクテルもあり、

その場合、ロックスタイルのカクテルとして容量が200~400ml程のグラスとなります。

 

 

 

 

ビルドでカクテルを作るときのポイント

 

ビルドでカクテルを美味しく作るにはコツというべきポイントを抑える必要があります。

 

 

プロのバーテンダーと素人の方で違いがあるとすれば以下の点となります。

 

1. 材料を混ぜすぎない
2. 炭酸を飛ばさない
3. 氷にあてないで静かに注ぐ
4. 材料を冷やす

 

 

 

 

1.材料を混ぜすぎない

 

ビルドでステアの回数が多くなり過ぎてしまうと、

氷が溶けてしまい水っぽくなりやすいため、カクテルの味に影響がでます。

水割り以外なら、混ぜすぎに注意しましょう。

 

 

 

 

2.炭酸を飛ばさない

 

炭酸飲料を扱うときは、気泡をこわさないように混ぜます。

従って、混ぜすぎは炭酸の気が抜けてしまう原因となり、

カクテルの味を損ねてしまうので気をつけましょう。

 

 

 

 

3.氷にあてないで静かに注ぐ

 

炭酸飲料はグラスに入っている氷にあてないように注ぎます。

なるべく氷のすき間からゆっくりと静かに注いでいくのが基本となります。

 

これは、勢いよく注いだり、氷にあたる回数が多くなることで

炭酸がこわれるのを防ぐためです。

グラスを少し傾けて気泡をこわさないで注ぐのもOKです。

 

 

 

 

4.材料を冷やす

 

ビルドは材料をしっかり混ぜて冷やすことを目的としていませんので

使う材料によっては、冷蔵庫で冷やしておきます。

そのため、溶けやすい氷もなるべく避けておきたいものです。

 

また、キールやミモザのように氷を入れないカクテルもあります。

その場合は材料を十分に冷やしておきます。

 

 

 

 

 

 

最後に

 

カクテルの技法としてビルドにはビルドの役割があります。

 

なぜ、そのカクテルがビルドで仕上げる必要があるのか、

その意味、目的を知っておくことで美味しいカクテルを作れるようになれます。

バーテンダーの技法に必要なスタイルのひとつなので是非、マスターしてくださいね♪

 

 

 

今回はカクテルの技法「ビルド」についてご紹介いたしました。

それでは、また。

 

 

 

 

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2015年7月11日 22:11 カテゴリー: BAR講座

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