B-52 -カクテルレシピのノウハウ-  BLOG

2015.07.18

B-52 -カクテルレシピのノウハウ-

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皆さん、こんにちは。

4MIX COCKTAILです。

 

 

今回は、「B-52」のカクテルレシピをご紹介します。

 

 

このカクテルはリキュールの比重の重さを利用してつくる

プースカフェスタイルのカクテルです。

 

b-52はレイヤーカクテルやシューターカクテルとも呼ばれ、

お酒はカルーア、ベイリーズ、グランマルニエの3種類を1層づつ重ねて仕上げます。

 

味わいは甘口カクテルの分類となりますがリキュールのみで作るため、

B-52のアルコール度数は約25~30度ほどで高めのカクテルとなります。

 

 

 

リキュールベースのB-52(ビーフィフティツー)

 

このカクテルは、リキュールベースのレイヤーカクテルです。

B-52のカクテルの読み方は、「ビー・フィフティ・ツー」と読みます。

 

 

エキス分(糖分)を含んだリキュールは液体の比重が重く、

それぞれのリキュールによって比重の重さには違いがあります。

 

その比重の違いを利用し、リキュールをグラスの中で重ねて3色の層を作ります。

色合いのグラデーションを視覚で楽しむカクテルとも言えます。

 

 

 

 

■ B-52の飲み方 ■

 

B-52の飲み方は、シューターカクテルとしてグラスのお酒を一気に飲み干します。
また、ストローで1層づつお酒のリキュールを飲んでいく飲み方もあります。

しかし、それらの飲み方はあまりお薦めしません。

 

 

個人の嗜好によりますがB-52のお薦めの飲み方は、すべての材料を混ぜて頂くことです。

それぞれのリキュールをひとつの味にすることで美味しくいただけます。

BARではバーテンダーに言えば後からシェイクしてつくってもらう事もできますので、

遠慮なくオーダーしてショートスタイルかロックスタイルで味わってみましょう。

 

 

また、国によっては最後のグランマルニエに火をつけて提供されることもあります。

その際は、ストローで飲み干します。

 

 

 

By: cdorobek

 

 

 

B-52 のカクテル名の由来とは?

 

アメリカのボーイング社が開発した爆撃機の名前「B-52」から付けられたのがカクテル名の由来となります。

 

B-52の爆撃機を連想させるイメージとして、

通常のショットグラスを試験管で作ることでカクテル自体を「爆弾」と見立てたり、

また「爆煙」の様子をベイリーズのクリーム状の特性を利用して、

グランマルニエの中にわざと崩れて混ざるようにすることで、

その様子をカクテルで表現しています。

 

 

 

 

B-52の作り方について

 

B-52のカクテルには作り方が、2通りあります。

ビルドで仕上げる作り方と、シェイクして仕上げる作り方です。

ビルドで仕上げるとき、最後に注ぐグランマルニエはベイリーズと混ざりやすいので、

注意を払ってゆっくりと静かに注ぎます。

 

 

【用意するもの】

  • カルーア
  • ベイリーズ・アイリッシュ・クリーム
  • グランマルニエ
  • ショットグラス(もしくはリキュールグラス)
  • バースプーン(無ければ小さめのスプーンで代用)
  • ポアラー(※この道具でもつくれます)

 

 

 

【作り方のレシピ】

材料を、グラスに直接入れて作ります。(ビルドという作り方)

 

 

  1. ショットグラスの内側にバースプーンの背を上にしてくっつけます。
  2. カルーアを20ml、ベイリーズ20ml、グランマルニエ20mlを順番に注ぎます。
  3. きれいな層が作れたら出来上がり。

 

 

※プースカフェスタイルのカクテルは、比重の重いお酒から順番に重ねていきます。

※グラスの容量に対して、リキュールの分量をバランスよく入れて下さい。

※火をつけて飲まれるときは、長めのストローで飲む場合だけです。ご注意ください。

 

 

 

 

上記の作り方でポイントとなるのは、グランマルニエを注ぐときです。

 

1.最後のグランマルニエを注ぎ始めるとき、他の材料よりもさらに慎重に注ぎます。

※ボトルの先にポアラーをつけて注ぐと割と楽に注げます。

 

2.ベイリーズを冷蔵庫で冷やすことできれいなレイヤー(層)が作りやすくなります!

※元々、クリーム系のリキュールは常に冷蔵庫で保管します。

 

 

 

さらに美味しく楽しむ方法!

 

1. 基本的にはストレートで飲みますが、シェイクして混ぜて冷やすと飲みやすくなります。

 

2.アルコールが弱い方には、3つの材料を混ぜてミルクで割ると口当たりがよくなります 。

 

 

 

【B-52からのバリエーション】

・グランマルニエをアマレットリキュールに変えて作ると「オーガズム」に!

・グランマルニエをヘーゼルナッツリキュールに変えて作ると「B-55」に!

・グランマルニエをアブサンリキュールに変えて作ると「B-55」に!

・ベイリーズをサンブーカリキュールに変えて作ると「B-53」に!

 

 

 

最後に

 

B-52はBARでも稀に出ることはありますが、出数の方は少ないカクテルとなります。

しかしBARの雰囲気によっては、ショットで一気に飲みほす場面の多いお店では、

比較的オーダーされやすいカクテルではないでしょうか。

 

 

 

今回はカクテルの「B-52」をご紹介いたしました。

それでは、また。

 

photo by: cdorobek

 

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2015年7月18日 20:00 カテゴリー: カクテル

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