キール -カクテルレシピのノウハウ-  BLOG

2015.08.24

キール -カクテルレシピのノウハウ-

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皆さん、こんにちは。

4MIX COCKTAILです。

 

 

今回は、「キール」のカクテルレシピをご紹介します。

 

 

白ワインを使ったカクテルで代表的なカクテルと言えばキールです。

キールのレシピは、少量のカシスリキュールに白ワインで割って作るカクテルです。

 

味わいとしては、カシスリキュールが少なめに入っているため

辛口の白ワインがほぼ味わいの中心となりさっぱりとした口当たりです。

キールのアルコール度数は、約10~14度くらいです。

 

 

 

 

 

ワインベースのキール (kir)

 

このカクテルは、ワインベースとなっています。

 

食前酒向けカクテルとしてキールは好まれています。

キールに使う白ワインは、主に辛口(ブリュット)のタイプを使用します。

 

キールのカクテルが誕生した意味合いを考えると

フランスのシャンパーニュ地方で造られた白ワインで作るのがふさわしいです。

 

ノンアルコールカクテルで「フォー・キール(Faux Kir)」がありますが、

このキールとは一切関係のないカクテルで、レシピもかけ離れていて

「偽物のキール」という意味があります。

 

 

 

キールのカクテル名の由来とは?

 

このキールのカクテルが生まれたのは1945年です。

 

「キール」というカクテルが命名された由来は、

フランスのディジョン市で市長を務めていた

キャノン・フェリックス・キール氏の名が由来となっています。

 

 

ワインと言えばフランスが名産地として有名ですが、

そのフランスに位置するブルゴーニュ地方の特産で

ぶどう品種の「アリゴテ」で造られた白ワインをPRし普及させるために、

キール市長が地元産の甘口リキュールである「クレームドカシス」と

「アリゴテ」の辛口白ワインを混ぜて作ったカクテルを考案しました。

 

しかし、このエピソードの背景として実際には、

カシスリキュールを白ワインで割ったカクテルは

キール市長が考案されたよりも先に存在しています。

 

ブルゴーニュの食前酒として「ヴァン・ブラン・カシス(Vin Blanc Cassis)」について

フランスの作家である「フランソワ・ラブレー」の作品の中で書かれているそうです。

 

 

 

その後、ディジョン市の公式レセプションには必ず

キール市長はアペリティフ(食前酒)としてこのカクテルを提供していました。

そういうこともありパーティーの席にふさわしいカクテルのひとつです。

 

 

 

キールの作り方について

 

 

キールの作り方はビルドで作ります。

キールのレシピも比較的揃えやすいカシスリキュールと、

白ワインの2種類だけで作ることができます。

 

キールで使う材料を割る配合はカクテル本のレシピによって異なります。

白ワインとカシスが4:1であったり、9:1であったりバラバラです。

 

 

 

【用意するもの】

  • カシスリキュール (代表的な銘柄はルジェのクレームドカシス)
  • 白ワイン(※辛口タイプ)
  • ワイングラス (もしくはフルート型シャンパングラス)
  • バースプーン (無ければスプーンで代用可)

 

 

 

 

【作り方のレシピ】

材料をグラスに入れて直接作ります。(ビルドという作り方)

 

  1. ワイングラスにカシスリキュール10mlを注ぎます。
  2. 白ワイン120mlをゆっくりとグラスに注ぎます。
  3. バースプーンで軽くステアしたら、出来上がり。

 

 

※カシスリキュールの量を多めにして、キールを甘めに仕上げる作り方もあります。

 

※カシスリキュールの分量はお好みで調整してください。

 

 

 

さらに美味しく楽しむ方法!

 

1. 氷を一切使わないため白ワインは適切な温度で冷やしておきます。

 

2. カシス リキュールやワイングラスも予め冷やしておくのが良いです。

 

3. 白ワインは開栓したらなるべく早く飲み切りたいですが、

飲みきれない場合は酸化を抑えるために、ストッパーという栓を付けて日持ちさせます。

 

 

 

 

【キールからのバリエーション】

 

・白ワインをシャンパンに変えて作ると 「キールロワイヤル」に!

・白ワインをソーダ(炭酸水)に変えると 「カシスソーダ」に!

・白ワインを赤ワインに変えると 「カーディナル」という名のカクテルに!

 

 

 

 

 

 

 

最後に

 

キールのカクテルに使用する白ワインは出来れば、

「アリゴテ」というブドウ品種で造られたブルゴーニュ産を使うのがベストですが、

ご家庭で作られる際は、辛口タイプの白ワインであれば問題ありません。

 

ただ、アリゴテ以外の白ワインを使っている場合は「キール(Kir)」とは呼びません。

正式には「ブラン・カシスBlanc cassis)」もしくは「ブラン・カスBlanc cass)」と呼びます。

 

 

カシスリキュールも同じく、

数あるカシスリキュールの中から濃厚な味わいでBARでも人気の

「フィリップ・ド・ブルゴーニュ  クレーム・ド・カシス・ド・ディジョン」 という

リキュールを使用してキールを作れるのが本来はベストです。

 

ただこちらも、カシスリキュールであれば他の銘柄でも大丈夫です♪

 

 

 

今回はカクテルのキールをご紹介いたしました。

それでは、また。

 

 

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2015年8月24日 13:00 カテゴリー: カクテル

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